
イジヌク、まだ見知らぬ名だ。しかしこの男、誰よりちゃんと俳優の道を歩いている。
出発から良かった。デビュー作であるドラマ「恋愛時代」でソンイェジンに好感を持って近付くミンヒョンジュン役で強烈な印象を残し、視聴者たちの注目を確かに受け出した。以後、「Smile Again」「Someday」「Air City」「Before&After整形外科」、そして最近の「強敵たち」まで、主演級で相次いで顔を出して超高速の成長を繰り返した。
出発から比較的運が良く、よく磨かれた高速道路の上を駆けて来た次世代スター、イジヌク。しかし彼は現在、フーと一度呼吸し、自らのテンポの調節に出た状態だ。
イジヌクは「俳優としての姿以外には関心がない。」と言い切った。しかし、自分がいくら演技の他に分からない俳優と言っても、人気に全然無感でいることは出来ないはず。人気は富と名誉だけでなく、作品選択の幅、 そして演技者への寿命にまで影響を及ぼす。まだ 'スター'という言葉が少しは不慣れなイジヌクも、こんな悩みをしなかったはずがなかった。

「悩みがなかったと言ったら嘘でしょう?それで大変だった瞬間もありました。 しかし、選択しなければなりませんでした。人気を追うのか、俳優として残るのか。私は後者を選択したし、そのように決心した以上、毒毒しく追いやらなければならないと思います。」
イジヌクは俳優として認められるという馬鹿正直な馬鹿力で、演技者の一道を歩いている。'作品以外に他の所には脇目をふらない'と言う覚悟がすごい。イジヌクの1次元的ながらも4次元的な、皮肉としか言いようがない精神世界が分かるバラエティー演出者たちなら、確かに泣きわめくに値することだ。
しかし、俳優に対する、もしかしたら生気地で極まりない彼の所信は、ドラマ演出者たちを魅惑させた。新人らしくない余裕と、最近の人らしくない純朴さ、 そして一つに規定することが出来ないキャラクターは、ドラマのPDにとって‘一度育ててみて見込みのある木’として彼を認識するようにした。
イジヌクが「恋愛時代」「Smile Again」「Someday」「Air City」などの作品に出演することが出来たのも、同時に‘トップ’という修飾語が惜しくないソンイェジン、キムヒソン、ペドゥナ、チェジウらの女優たちと口を合わせることが出来たのもこの為だ。
「私も自分が運が良いヤツだと思います。私が会って一緒に仕事をするようになる方々は、私を信じて下さったようです。それで過分な位に多くの作品、良い役と縁を持つことが出来ました。」
運も時には実力だ。'人気'の誘惑を振るい落とすと、俳優としてこれよりもっと良いことが出来ない '良い作品'との縁が続いた。最近、チェリムのブラウン管復帰作で話題を集めている「強敵たち」とも、そのように縁があった。

イジヌクは現在、KBS-2TV「強敵たち」でテレビ劇場の視聴者たちと会っている。ドラマで彼は大統領の息子で、今までとは違う魅力的な反抗児キャラクターを自己流のまま描いて行っている。前作とは相反したキャラクターの上に、女性たちが夢中になるに値する‘悪い男(?)’ のキャラクターということで、彼の活躍が期待される。
「今までして来たように、以前も今回もイジヌクではないカンスホが現われるように最善を尽くします。俳優が持った個人的なイメージの為にキャラクターが壊れれば、作品全体にも悪い影響を及ぼすようになります。私は作品で語り、作品で胸を打つ俳優になりたいです。それ以外の他の考えがありません。」

パクミエ記者/写真:ハンテウク記者
[
spn.edaily.]2008-04-30 11:16:17
posted by rika1999 at 10:29|
■KBS月火ミニシリーズ「強敵たち」