
#「恋愛時代」から「ガラスの城」まで!
イジヌクは2006年のデビュー作「恋愛時代」から、6日の初放送を控えている「ガラスの城」までの3年間、7つの作品をして休みなしに駆けて来た。彼のフィルモグラフィーを見れば、感嘆詞が出る程だ。 2006年だけでも、「恋愛時代」「Smile Again」「Someday」まで3作品をしたし、2007年にはチェジウ、イジョンジェという名うての先輩たちと「Air City」を撮影した。2008年にも「Before & After整形外科」「強敵たち」と「ガラスの城」まで、まさに前だけ見て駆けて来たような感じだ。
ところで、彼をじっと見れば、視聴率面では所謂'大当り'を噴き出した作品がない。多くのドラマに出演したが、視聴率の面では大きい成果を挙げることが出来ず、'イジヌクが、そんなにたくさんの作品に出た?'という気もし得る。出演した俳優の立場では、大いに残念な部分だ。しかし、長い目で見れば '俳優' イジヌクには大変良い経験だ。 出演したドラマが '大当り'を噴き出すことは出来なかったが、'食傷する'という批判を聞かずに、多くのドラマに出演して、より多様なキャラクターを、多様な演技経験を積むことが出来たからだ。多様なキャラクターを演じて、彼は静かに演技力を積んだし、それは俳優にとって大事な財産だ。
「演技が上手いことが重要ではないでしょうか。作品を選択する時、主類か非主流か、視聴率が高いだろうか、低いだろうかということを念頭に置かないで、自分が好んでしたい作品を選択します。」と言うイジヌクの言葉で、今だけのキラッとした人気よりは、演技生活を長く見て、一歩一歩成熟な姿を積むという落ち着きが伺える。
#俳優は、一人だけの時間が多くなければならない!
イジヌクは一人だけの時間をたくさん持とうと考えている。俳優というのは、一人でいる時間をたくさん持って、自分自身と向い合う時間が多くなければならないと思うからだ。こんなに孤独を楽しむ彼だから、ルックスからそんな雰囲気がぷんぷんと漂う。学歴、富力、ルックス、どれひとつも抜けることない完壁人を演じるが、いつも彼にはすべてを兼ね備えた完璧さではなく、どことなくさびしく見える '憂鬱'が滲み出る。
イジヌクは「'憂鬱' よりは '孤独' 程度に表現して下さい。基本的に、私は沈んだ感じをたくさん与えるらしいです。実際、幼い頃から一人でいる時間を楽しんで、演技者になってからは、もっとそんな時間を持とうと思っています。でも、明るいキャラクターを演じる時は、生活がそのようになったりもします。勿論、人とよく交わることも重要で、経験が多いことも重要だから、個人の時間と人と一緒にいる時間の均衡を合わせようと思います。いかに生きているか、それが演技から見えると思って、いつもその点を考えています。」と明らかにした。
#私的な姿が見えるのが、あまり好きではないようだ!
最近の理想型でイジヌクを指折る女性ファンがうんと増えた。ドラマのスタートを控えているからだったりもするが、最近出演した SBS「日曜日が好き、ファミリーが浮かんだ」に出演して、個性ある姿を見せたおかげだ。イジヌはトックリイチゴとうなぎの故郷、全北コチャンを訪ねた。 ファミリーたちと交わり、とんでもない魅力を精一杯誇示した。放送直後、視聴者たちはイジヌクに格別の関心を見せ始めた。 この姿を見ていると、以前「強敵たち」放送を控えて「happy together」に出演した時が浮び上がった。その頃も、MCユジェソクをあっけなくさせる独特のユーモアで視聴者たちに笑いをプレゼントした。
よく見れば、イジヌクはバラエティー番組とは似合わないようでいながら、よく似合う。しかし、デビュー以後に出演した芸能番組は「happy together」と「ファミリが浮かんだ」、ただ二編だ。このようにバラエティー番組を遠ざける理由が他にあるのか。
イジヌクは「TVで、演技者の姿ではない私的な顔を出すことがあまり良くないように思います。私的な姿が映れば、愛情を持たれるようなことはあるようだけど、演技者は作品だけで見えるのが重要だと思う。神秘主義戦略とか、そんなことではなく、作品の中で純粋に自分を感じるようにする方が良さそうです。元々面白いようなイメージではない俳優たちは、ともすれば芸能番組で見せた姿が印象に残ってしまい、視聴者たちがドラマに出た姿を見て笑う可能性もあるから、控え目にしたいです。」と確固な考えを現わした。
笑う姿は無邪気で、先に明快に挨拶をしてくる程に明るい面も持っている。しかし、演技のことを話す彼の真っ黒な瞳は、落ち着きを持って輝く。彼のその瞳を見ていていたら、ふと、もしかしたら期待していたよりずっと素敵な姿を見られるかも知れないという気がする。 粘り強く自分の夢をノックすることを止めなかった彼は、今後もいつも真剣に、そして幸せにその道を歩いて行くことを約束した。彼が見せてくれる世界をトキメキながら待ってみよう。
「ファンカフェーに入る度に、有難いと思います。外にはあまり出ないのに、私を知っている、私を好んでくれる人がいるというのが不思議です。」
イジョンア記者happy@osen.co.kr
<写真>ユンミノ記者 ymh@osen.co.kr
[OSEN]2008.09.06 08:50